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苺(イチゴ)の花言葉と由来
『苺』はバラ科オランダイチゴ属の植物で、和名は『苺(イチゴ)』、別名『オランダイチゴ』とも呼ばれています。
原産地は南北アメリカで、花色は白色やピンク色、赤色などがあります。
苺の実を果物として楽しむ方は多いですが、花は見たことがないという方は意外と多いかもしれませんね。
苺が花を咲かせるのは春です。
3月~5月に花を咲かせて実をつけます。
日本に入ってきたのは江戸時代のことで、オランダ人が長崎にもたらしたことが日本での苺の始まりだと言われています。
そんな理由があって、別名オランダイチゴ』と呼ばれているというわけです。
オランダイチゴ属は学名『Fragaria(フラガリア)』と言いますが、これはラテン語の『fargare(薫る)』が語源となっており、果実の甘酸っぱい香りが由来となっていると言われています。
『苺(イチゴ)』という名前の語源ははっきりしていませんが、日本書紀には「伊致寐姑(いちびこ)」、新撰字鏡には「一比古(いちびこ)」という記載があるので、この音が変化して『イチゴ』と呼ばれるようになったという説もあります。
英語では『Strawberry(ストロベリー)』ですが、この名前は“藁(straw)”の“ベリー(berry)”という意味で付けられたとされています。
「苺は麦わらを敷いて栽培していた」や「苺を麦わらに包んで売っていた」など諸説あるようですが、はっきりしたことは分かっていないようです。
それでは、そんな苺の花言葉をご紹介していきますね。
苺(イチゴ)の花言葉
・尊重と愛情
・幸福な家庭
・先見の明
・あなたは私を喜ばせる
などがあります。
苺(イチゴ)の花言葉の由来
花言葉『先見の明』は、むかし西洋で苺の根と葉をつけた水で眼を冷やすと視力が回復する言われていたことに由来して付けられたと言われています。
また『幸福な家庭』は、苺が生育する中で親株からたくさんの子ヅルが出る様に由来して付けられたと言われています。
苺(イチゴ)の特徴
苺はピンク色や白色、赤色などの小さな花を咲かせます。
5枚の花弁は丸みを帯びており、非常に可愛らしく目を引く魅力を持っています。
食用のオランダイチゴも花は小さいですが、ハーブとして使われるワイルドストロベリーはもっと小さく可愛らしい花を咲かせます。
花弁の下にガクがあり、これが実になったときに苺のヘタになります。
雄しべは花弁に囲まれるように存在しており、中心部には花托(かたく)というものがあります。
この花托という部分が苺の実となるのですが、花托のときにはツブツブたくさん集まった姿をしています。
また、苺の葉は緑が濃く、縁にギザギザがあります。
葉は株元に密集し病気や病害虫の原因にもなるので、古い葉は取り除いた方が良いでしょう。
苺の葉はカラカラに乾燥させて、ハーブティーとして楽しむことも可能です。
抗酸化作用があるので、アンチエイジングの作用が期待できます。
苺(イチゴ)の色別の花言葉はあるの?
苺の花にはピンク色・白色・赤色などが存在しており、種類によって花色は異なります。
ただし、花色別の花言葉は現在のところ存在していないようです。
【英語名】苺(イチゴ)の花言葉
苺は英名で『Strawberry(ストロベリー)』『 Garden strawberry(ガーデンストロベリー)』などと呼ばれ、学名は『Fragaria × ananassa』と言います。
英語の花言葉
『esteem and love(エスティーンアンドラブ)』意味は「尊重と愛情」
『perfect goodness(パーフェクトグッドネス)』意味は「完全なる善」
などがあります。
英語の花言葉『尊重と愛情』『完全なる善』は、苺がキリスト教で聖ヨハネと聖母マリアに捧げられたもので、両者のエンブレムになっていることに由来していると言われています。
苺(イチゴ)の種類
『苺』と言えば、ほとんどの方が苺の実の方を思い浮かべるでしょう。
スーパーに出回っている苺の種類を見ても、驚くほど多いことが分かりますね。
現在、一般的に食べられている苺は品種改良により生まれたもので、現在も尚、新品種の改良は進んでいると言われています。
しかし、野生の苺も存在していることをご存知でしょうか。
野生の苺は遠い昔から世界的で食べられ、好まれてきたのです。
それでは、苺の種類をご紹介しましょう。
マーブルストロベリー
葉に特徴があり、濃い緑色に斑が入った美しい葉で、コントラストがはっきりとした葉を持っています。
寄せ植えをする場合には、カラーリーフとして非常に良い彩となるでしょう。
花は白色で、ワイルドストロベリーの仲間なので寒さにも暑さににも強く、育てやすいのが特徴です。
ゴールデンアレキサンドラ
苺の葉としては色味が柔らかく、ワイルドストロベリーなので丈夫で育てやすいのが特徴です。
ほかにも・・・。
・クサイチゴ
・クマイチゴ
・バライチゴ
・モミジイチゴ
・ナワシロイチゴ
などがあります。
苺(イチゴ)の季節や開花時期
苺は春に花を咲かせ、開花時期は3月~5月となっています。
花屋やホームセンターなどに出回る時期は2月~6月ですが、最盛期は5月です。
家庭菜園でも簡単に育てることができ、実を収穫することもできますので、初心者の方にもおすすめです。
また、苺は多年草ですので、上手に育てれば毎年実を付けてくれます。
鉢植えでも地植えでも育てることはできますが、養分が不足しないように追肥をする必要があるでしょう。
苺(イチゴ)の誕生花
苺が誕生花となっている月日は下記の通りとなっています。