コデマリ(小手毬)の花言葉とは？意味や由来、種類、英語名などをご紹介！

2020年8月17日

コデマリ(小手毬)の花言葉と由来

『コデマリ』はバラ科シモツケ属の植物で、和名は『小手毬（コデマリ）』と言い、別名『鈴懸（スズカケ）』とも呼ばれています。
原産地は中国で、花は白色をしています。
コデマリによく似た名前の花で『オオデマリ』という花があります。
花姿もよく似ており、5月頃に紫陽花のような白い花をたくさん咲かせます。
ただし、コデマリがバラ科に属している植物であるのに対し、オオデマリはスイカズラ科の植物です。
春に白色の小さな花が集まり丸い毬のような形になるコデマリは、小さな手毬のように見えることからその名が付けられました。
また、シモツケ属は学名『Spiraea（スピラエ）』と言いますが、これは『speira（螺旋・輪）』というギリシャ語に由来して付けられたと言われています。
さらにその花姿を鈴に見立てて、『鈴懸（スズカケ）』という別名が付けられたとされています。
それでは、そんなコデマリの花言葉をご紹介していきましょう。

コデマリの花言葉

・優雅
・上品
・友情

などがあります。

コデマリの花言葉の由来

花言葉『優雅』『上品』は、純白の小花が毬のように集まって丸い形になっている様子に由来して付けられたと言われています。
美しく気品があり、非常に優雅な花姿をしています。

コデマリ(小手毬)の特徴

コデマリは一重咲きから八重咲きまであり、花色は白色、葉は斑入りであることが特徴です。
切り花や生け花として用いられてきた品種ですが、庭木や鉢植えとしても楽しむことができます。
寒さに強く、丈夫で育てやすいので、初心者の方にもおすすめできます。
日本では江戸時代から庭木として好まれ、枝の先に小さな花をたくさん咲かせる花姿の美しさが人気を集めていたようです。
バラ科の落葉低木で、株元からたくさんの枝を出し、主幹がない樹高2m程度の株立ちとなります。
1cm未満の白色の小花が20個以上も集まり、3cm程度の小毬のような丸い花姿を作ります。
その花姿から、別名の『鈴懸（スズカケ）』や『手毬花（テマリバナ）』などが付けられたと言われています。
枝は細く、長く伸びて新葉を展開させて短い枝先に花を付け、その重みで枝垂れて弓なりになって花が咲くので、非常に優雅で美しい株となります。
庭木としても、公園などでも用いられており、秋の紅葉も楽しむことができます。
丈夫な品種ですが乾燥には弱く、真夏の強い陽射しや西日には気を付ける必要があります。
しかし乾燥などで一度枯れたように見えても、植え替えをしてたっぷり水を与えれば、翌年には新葉を付けて育ち始めるでしょう。

コデマリ(小手毬)の種類

コデマリと言えば「一重咲きで小さな花がたくさん咲いている」というイメージがあるのではないでしょうか。
ところが、実は八重咲きの品種もあるのです。
ほかにも葉に斑が入る品種、新芽が色付く品種など、様々な種類が存在しています。
それでは、ここではコデマリの品種をいくつかご紹介していきましょう。

コデマリ・ピンクアイス

葉っぱに、白色とピンク色の斑が入っており、白色の可愛らしい花を咲かせる品種です。

コデマリ・ゴールドファウンテン

コデマリ・ピンクアイスの変種で、ピンク色の花を咲かせて、葉はライム色をしています。

ヤエコデマリ

コデマリの中でも、八重咲き品種です。

コデマリ(小手毬)の英語名は？

コデマリは英語で『Reeves spirea（リーヴズ・スピレア）』と呼ばれ、学名は『Spiraea cantoniensis』と言います。

ただし、英語の花言葉は現在のところ存在していないようです。

コデマリ(小手毬)の季節や開花時期

コデマリは春に花を咲かせ、開花時期は4月～5月です。
花屋やホームセンターに出回る時期は3月～5月ですが、最盛期は4月となっています。
花持ち期間は3～7日程度で、白色の美しい花を咲かせます。
庭木としてだけでなく、公園や河川敷などでもよく見かけるでしょう。
鉢植えでも育照ることは可能ですが、株がすぐに大きくなるので地植えの方が育てやすいでしょう。
陽当たりと風通しが良い場所を好みますが、半日陰でも生長します。
それほど手がかからないことから初心者の方にもおすすめできる品種ですが、乾燥に弱いので気を付ける必要があります。
真夏の直射日光や西日に弱いので、鉢植えで育てる場合は窓辺で適度な陽差しに当てる程度が好ましいでしょう。
地植えの場合は、植え付け後に根が張るまで水やりをし、それ以降は降雨だけで問題ありません。
ただし、夏場は強い陽射しで土壌が乾燥するようであれば、朝早くか夕方に水やりをすると良いですね。
鉢植えの場合は、土の表面が乾燥したらたっぷり水を与えます。
水やりを忘れたり、株が育って根詰まりして枯れてしまっても、一回り大きな鉢に植え替えすると翌年には新葉が出て育ち始めるので、諦めずに植え替えてあげましょう。