心の闇とは?

よく『心の闇が深い』と言いますが、“心”は目に見えるものではありませんので『深い』というのはあくまでも例えている言葉ですね。
一般的には、表面上明るく元気な人が内側に暗い部分を抱えていることを言います。
実際に抱えているかどうかは別にして、そういう印象を受ける人に対して使う言葉ですね。
心理的に理解できない部分があったり、言動におかしな部分が多く、いわゆる“ふつうの人”には感じられないネガティブな要素を抱えている人のことを指します。

ただし、どんな人にでも暗い部分はあるでしょうし、人に言えないことを抱えていることもあるでしょう。
『心の闇が深い』とは、そのことによってその人自身が人間関係や社会生活に支障を来たしている場合を指しており、実は本人も自覚していないことが多いのです。
ここではそんな『心の闇が深い人』についてお話ししましょう。

心の闇が深い人9つの特徴

では、心の闇が深い人にはどんな特徴があるのか、下記を参考に周りの人や家族などを思い浮かべてみてください。
或いはご自身が当てはまるかどうか、考えてみてくださいね。

1いつも笑顔でいる

心の闇が深い人は常に笑顔を絶やしません。
そういう人は「明るい人」と思われがちですが、実は心に闇を抱えている可能性があります。
人には喜怒哀楽がありますが、大人になると簡単に不機嫌になったりすることはできません。
とは言え、常に笑顔でいるという印象がある人は、感情を押し込めて表面に出さず、笑顔でいることで自分にバリアをはっていることが考えられます。
感情を出すということは、他者と一歩進んだ関わりを持つということですから、バリアをはるということはある種の拒絶と言えます。
そして拒絶しながらも周りに協調し、嫌なことでも笑顔でやり過ごしているということです。

2真面目

心の闇が深い人は、実はとても根が真面目です。
真面目だからこそ自分を許せずに責めてしまったり、相手を受け入れることができずに本音を隠して我慢してしまいます。

3いつもストレスフル

心の闇が深い人は嫌なことを我慢して笑顔を作り「迷惑をかけてはいけない」という心理が過剰に働いています。
人に気を遣い過ぎて心が疲弊し、自己犠牲の上に人間関係を成り立たせています。
ただし、ストレスが溜まっていることは周りに悟られないようにするため、さらに闇は深くなるのです。

4頑固

心の闇が深い人は根が頑固でこだわりが強く、表面上では人に合わせることができますが、心の内側では絶対に譲れない気持ちがあります。
こだわりがあるからこそ人には本音を話すことができません。

5本音は言わない

心の闇が深い人は、仲のいい友だちにも自分のことは話しません。
「どうせ興味はないだろう」という気持ちもあり、さらには本音を話して批判されたり茶化されたり、意見されることを恐れています。
また「本音を話すことで嫌われるかもしれない」という思いがあるため、結果的には嫌わたくないために人との距離を縮めることが困難になってしまいます。
自分の人間性が分かるようなことや自分の行動や趣味嗜好など、曖昧に合わせて話すことはできますが、本心を話すことはできません。

6一人の時間が必要

心の闇が深い人は社交的で友だちが多く見えても、一人の時間を必要としています。
人に気を遣い過ぎて、誰にも本音を話すことができず、多大なストレスを抱えていますので、一人の時間をゆっくりと過ごすことを好みます。

7ときどき連絡が途絶えることがある

心の闇が深い人は一人の時間を大切にしつつ孤独を恐れていますので、割合と連絡が取りやすくLINEやメールの返信もきちんとくれるでしょう。
しかしそうした行動に疲弊し、すべて嫌になってしまって連絡が途絶えてしまうことがあります。

8人間関係を断裂することがある

心の闇が深い人は基本的に人を信用することができず、人間関係において過剰な気遣いをし過ぎるため、自己犠牲的精神で人と接する傾向にあります。
ですから、度を超えると相手との関係に傷つくことがあります。
しかしそのことを相手に伝えることができず、我慢の限界が来て突然関係を断ち切ることがあります。

9自尊心がない

心の闇が深い人は自分に自信が持てずに人に気を遣いすぎ、自分を大切にすることができずに自分を追い込んでしまいます。
結果的にネガティブな思考になり、さらに自分を責めるため、悪循環に闇が深さを増していくのです。

いくら心の闇が深い人でも上記のすべてが当てはまるわけではありません。
ただしその傾向があると見た方が良さそうですね。

心の闇が深い人の原因

では、心の闇が深い人は何が原因でそんな風になってしまうのでしょうか。
誰でも、生まれたときから心に闇を抱えているわけではありません。
希望も期待も信頼も、それぞれ胸に秘めていたはずなのです。
しかし心の闇が深い人は何かをキッカケに自分に自信を失い、人を信頼することが怖くなり、常に心が満たされることなく深い闇の中で心を閉ざしてしまいます。
それは大きな出来事がキッカケとなる場合もありますが、小さなキッカケの積み重ねであるケースが多いでしょう。
過去に人間関係で苦い経験がある場合や、人前で大恥をかいた経験など、その人にとって心の傷になるような出来事が原因になっていることもあります。
また、人に傷つけられた経験、或いは人を傷つけた経験などによって自信を失い、人と関わることが怖くなってしまうケースもあります。
中には「自分の記憶にはそんな大きな出来事はない」という方もいるのではないでしょうか。
では、ほかにはどんな原因があるのでしょう。

重要なのは自分の存在意義

多くは幼少期や思春期などの多感な時期の環境や人間関係などが影響し、自信を失い、そのことによって何かが上手くいかない経験をして、自分を責め、どんどん自分の存在意義が分からなくなって闇を深くしていきます。
特に幼少期の環境は人の自尊心を大きく左右しますので、家族関係や日常的に関わる人の存在は非常に重要です。
様々なことが1つずつできるようになる幼少期は、成功体験の積み重ねを経験する時期です。
もちろん失敗もありますが、小さなことをたくさん褒めてもらったり、失敗を励ましてもらう時期となりますので、そうした経験が自信へと繋がるのです。
しかしそうした経験ができなかった場合、或いは否定的な言葉や冷やかしや、茶化して笑われるなどして育った場合は自己肯定感を持つことができないまま成長してしまい、精神が安定しない大人になってしまいます。
そういう意味では、親からの愛情が不足している場合にも同様のことが言えますね。
自分のダメな部分にばかり目がいってしまい、自分を好きになることができません。

ですから、どんな苦い経験をしていても、根本的に親の愛情をたっぷり受けて安心した状態で育った人は自己肯定感が高く、克服することが可能です。
心の闇には、親子関係が大きく影響していると言えるでしょう。

千里眼

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