自己嫌悪は本当に克服できるのか?

同じ経験をしても、自己嫌悪に陥る人とまったく平気な人がいますね。
自己嫌悪は決して気分のいいものではありません。
むしろ落ち込み、自己嫌悪に陥る人ほど自分を変えたいと思うのではないでしょうか。
しかし知識や外部からの刺激では性格は変わりません。
本やセミナーで一時的に「変われそう!」と思っても、そのときの感情の昂ぶりは続くものではないのです。
それは経験した方が一番よく分かっているのではないでしょうか。

自己嫌悪に陥る自分を克服するためには、新しい行動が習慣化される必要があります。
習慣化させるためには、まず行動を変える必要があります。
そして行動を変えるためには、考え方を変える必要があるのです。
しかしそれは簡単なことではありません。
では、どのようにして克服すれば良いのでしょう。
下記では、自己嫌悪に陥る自分を克服する方法をご紹介します。

心理学を知って自己嫌悪を克服しよう!

人は行動を起こすキッカケを自分で作ることが可能です。
自己嫌悪に陥るということは、つまり自分にネガティブな暗示をかけているということなのです。
「自分はダメだ」「自分は足りない」「自分はつまらない人間だ」「自分は役に立たない人間だ」そんな風に自分で自分を傷つけていませんか。
自分にネガティブな暗示をかけている状態では、物事が起こるたびに、何か行動を起こすたびに、自己嫌悪に陥るのは無理もありません。

ですから心理学を利用して、行動を起こすキッカケにするために自分にポジティブな暗示をかけるのです。
「自分はできる」「自分は十分だ」「自分には能力も才能もある」「自分は大きな可能性を秘めている」そんな風に自分で自分を肯定して、ポジティブな暗示をかけてください。
暗示をかけるには、必ず「自分は」から始まる言葉で、現在形で表現してください。
そして必ずポジティブな言葉を用いて、決してネガティブな言葉は入れてはいけません。
さらに目標や目的があれば、その内容を具体的に入れると良いでしょう。

自己嫌悪を克服するためには自分を好きになること

自己嫌悪感は、“劣等感”“罪悪感”から生まれます。
人は自分と他者を比較して優劣を意識し、自分に劣等感を持つようになります。
自分にネガティブな暗示をかけている人は、自分を好きになれずに自己嫌悪に陥りやすい傾向にあります。
さらに善悪で物事をジャッジする意識が強くなることで、自分に罪悪感を持つようになり、やはり自己嫌悪に陥りやすくなるのです。
劣等感も罪悪感も思春期を境に感じやすくなるもので、非常に複雑な心理が作用していると考えられています。

優劣や善悪のジャッジは『二元論の物差し』と呼ばれ、自分を好きになれない人ほど多く抱える傾向にあります。
自己嫌悪に陥りやすい自分を克服するためには、この事実を認識する必要があるでしょう。

自己嫌悪に陥る一つの原因

自己嫌悪に陥りやすい人は、多くの場合『思考の癖』を持っています。
自分を好きになれない自分が自分の行動を否定的に考えてしまい、「どうしてあんなことを言ってしまったんだろう」「なぜあんなことをしてしまったんだろう」と自己嫌悪に陥ります。
なぜそんな風に考えてしまうのか?
それは『完璧主義』だからです。
「こうでなければいけない」「こうするべき」という厳しい“自分ルール”が人より多くあり、そこに反する自分が許せなくなってしまうのです。
その傾向は仕事や人間関係など他者と関わる場面で強く見られるもので、実は気にしているのは“自分だけ”ということが多いようです。
100点満点を取る必要はないのです。
「ほどほど合格できる点数が取れれば良い」と考えてみてください。
65点、70点、その程度取れたらOK!とすることで、とても自由になることができますよね。

そして失敗を恐れて交友関係を遠ざけるようなことをしないことです。
確かに1人は気楽かもしれません。
自己嫌悪に陥ることもグッと減るでしょう。
しかし次第に孤独感が増してきて、不安感に襲われることが安易に想像できます。
そして不安感が自己嫌悪の引き金になり、結局自己嫌悪に陥ってしまうのです。
自分を信じて、自分を嫌わないでください。
そして腹を割って本音で話せる良き理解者を見つけることです。

自分を好きになるために…

自己嫌悪に陥りやすい人は、そのほとんどが自己肯定感が低く、自分を認めることができません。
つまり『自分を好きじゃない』『自分が嫌い』という人が多いのです。
それではなぜ自分を好きになれないのでしょうか。
原因は様々ですし、とても一言で言えるようなものではありませんが、多くの方が自分に自信を持つことができず、マイナス思考であることが多いようです。
「どうせ自分なんか」という自分を大切にできない思考を持っており、「自分さえ我慢すればいいんだ」という悪い意味での我慢強さを持っている傾向にあります。

そういう方にとって、自分を好きになるのは非常にハードルの高いことでしょう。
だからこそ、諦めないで自分を好きになってください。
人は、一人一人が唯一無二の存在です。
そしてみんながみんな、とても大切な存在なのです。
本来、そんな自分が存在しているだけで自分を肯定して、自信を持って良いのです。
それができない人は、胸の内に「私は私が大好きだよ」「僕は僕が大好きだ」という言葉を持っていてください。
そして劣等感や罪悪感が湧きそうになったら、自己嫌悪に陥る前にその言葉を手の平で包むように取り出してみてください。
あなたは大切な存在で、そして唯一無二の存在なのです。
自分を認めて、自分を好きになって、自分を嫌悪しない自分に、きっとなれます。

千里眼

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