人前で緊張しないために緊張の正体を知る!

緊張とは『心や体が張り詰めた状態』になることを指しています。
ほとんどの人がこれまでの人生で緊張を経験したことがあるのではないでしょうか。
ただし、緊張しやすい人としにくい人がいるようですね。

緊張は交感神経が優位になることで興奮作用を起こすノルアドレナリンが発生し、そのことで心身に影響することが分かっています。
体の変化としては、心拍数の増加や下痢や腹痛、不眠や痛みに過剰に反応するなど、様々な症状があります。
心理的には落ち着きがなくなるなどがありますね。
緊張によって起こる症状は人によって個人差がありますが、緊張の度合いや緊張“する”“しない”という面でも大きな個人差があります。
さらには、「いつも人前での発表は慣れているのに会場が変わったら緊張した」ということや「いつも緊張するのに今日はそばに信頼している人が居てくれたから緊張しなかった」などということもあります。
緊張は、人や状況・環境などに大きく左右されることが分かりますね。

では、緊張しやすい人としにくい人のそれぞれの特徴を考えてみましょう。

緊張しやすい人の特徴

・上手くやらないといけないという強いプレッシャーがある
・物事をネガティブに捉えがち
・人や環境や状況などを過大に評価して恐れてしまう
・過去に失敗したトラウマがある
・準備不足
・完璧主義

緊張しにくい人の特徴

・失敗や間違いを気にしない
・他人の評価より自分の満足度を重視している
・客観的に自分を観ることができる

緊張しやすい人と緊張しにくい人の違いが分かりますね。

では、緊張を克服する方法はあるのでしょうか。

緊張を克服する方法

大勢の人前で発表をしなければいけない!
人が多くなればなるほど、緊張感は増すと言われています。
そんな時には「手の平に人という字を書いて3回飲み込め!」や「観客をジャガイモだと思え!」などと言います。
科学的な裏付けなどは一切ありませんが、それで少し気持ちが楽になることもあるでしょう。
それだけ緊張感は心理に左右されると言うことです。

では、緊張を克服する方法をまじめに解説していきますよ。

緊張を克服しよう!

・深呼吸をする
鼻から4秒吸って、4秒息を止めて、8秒で吐き切る。

・体を動かす
緊張状態にあるときは体が硬直しているため、硬直をほぐすようにストレッチをする。

・声を出してみる
口を大きく開けて、喉を開き、丹田に手を置き、お腹から声を出す。

・万全の準備をする
スポーツ選手を思い浮かべれば分かるように、本番の成功は練習を重ねることで克服することができる。

・客観視する
緊張する物事や状況を冷静に分析し、漠然とした不安を消化して、具体的な不安を減らす。

いつも緊張しやすい人は、緊張する前にこうしたことを行うことをおすすめします。
また、緊張してからも何度でも行うと良いでしょう。

深刻なあがり症

誰でも緊張することはありますが、中には深刻なあがり症で悩まれている方もいるでしょう。
初対面で会話をするときや大勢の前で話をするとき、或いは好きな人とのデートや人前でカラオケを歌わなければいけなくなった時などなど、人は日常的に緊張する場面を経験します。
一般的には多少緊張してもそれほど問題はなく、乗り越えることが可能です。
しかしあがり症の人にとっては、耐えられないストレスとなってしまうことがあるのです。
そこまでのあがり症の場合は『社会的不安障害』という病名が付き、治療の対象となることがあります。
人との接触や様々な場面で緊張や恐怖心などのストレスを感じることで、少しずつ社会の中で生きていくことが困難となり、いわゆる『引き籠り』になってしまったり体調を崩すケースもあります。
あがり症のせいで社会生活が困難になり、それまで積み重ねてきたものを失ってしまったり、周りの期待に応えられないことに責任を感じるなどして、希望を見出せなくなるなることもあるでしょう。
もしも今、そういう状況にあって不安や心配の中に居るのだとしたら、どうか心を楽に持ってください。
大丈夫です、希望はありますよ。
あがり症は決して人間性や性格ではありません。
治すことができる疾患だと考えて下さい。
ですから絶対に自分を責めたり、自分を否定的に捉えないでください。
いま現在、あがり症のせいで仕事をすることや学校へ行くことが困難になっている方は、そのことによって自分の才能や能力を発揮する場所を失ってしまいます。
まずは専門の病院や医院などを受診することをおすすめします。

・どのような場面であがり症が起こりますか?具体的な場所や行動を思い出してください。

・心にどんな変化がありますか?あがり症が起こる場面での心境を思い出してください。

・体にはどんな変化がありますか?心拍数の増加や耳鳴り、めまいなど具体的に思い出してください。

専門機関では様々な質問をされるかもしれませんので、できるだけ具体的に思い出しておくと良いでしょう。
大丈夫です。専門医であれば、上手く答えられなくても心配は要りません。

あがり症の原因

あがり症は一つの疾患として捉えて、社会不安障害として治療を受けることをおすすめします。
と言うのも、あがり症は1人ではとても克服できるものではないからです。
どれだけ辛い思いをしてきて、困難な状況に置かれてきたか。
自分で克服できるものなら、とっくに克服していますよね。
ですから今は専門機関を受診する勇気を持つことだけを頑張ってみてください。

では、あがり症はどうして起こるのでしょうか。
あがり症の原因を特定することは非常に難しく、遺伝的要素もあると言われていますが、何かの経験があがり症を引き起こす原因になっていることもあります。
ただし、あがり症の症状が出始めて自覚するようになると、そのことでさらに緊張を強くするためあがり症が悪化することがあります。
あがり症は、一般的に問題なく受け入れることができる状況を避けなければいけないことがあるため、周りの理解を得ることが難しいでしょう。
ですからその状況で孤独感を感じることもあるかもしれませんね。
そうなるとさらにネガティブな発想を持ちやすくなり、自分に対して否定的な感情を持ったり、社会や友だちや家族などすべてのことに対して否定的になってしまうケースもあります。
また人の批判に過剰に反応するようになったり、中には不安症や鬱病になってしまうこともあります。
あがり症を軽視してはいけません。
きちんとした治療を受けて、是非、あがり症を克服してください。

千里眼

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