オープンマインドの意味とメリット

『オープンマインド』は直訳で「心が開かれている」という意味です。
『オープンマインド』な状態は、心を開いて自分の意思決定をしたり目標を定める際に他者の意見や考えに耳を傾け、しっかりと受け止めながら進めることができる余裕がある人のことを意味しています。
どんな人でも自分が見ているものは真実であると思っています。
しかし誰でも先入観というものを持っているため、先入観を通して見たものだけしか見えていないものです。
本来、真実を見るためには先入観を持たずに確かめる必要がありますが、それが先入観だということにも気が付かないことが多いでしょう。
思い込みや先入観は間違った捉え方のキッカケとなりますので、他者の意見や考えを心を開いて聞き入れることは重要なのです。

オープンマインドにはほかにもメリットがあります。

1柔軟な思考

『オープンマインド』な人は、「自分の考えは絶対正しい!」という決め付けがありません。
他者の意見や考えを聞き入れることができ、素直な気持ちで自分の中に取り入れることができます。
様々な人の意見を聞くことで柔軟な考え方が可能となり、凝り固まった思考を持たずに何事にも対応することができます。
臨機応変なため、困難に直面たときでも慌てることなく対処することができるようになります。

2正しく理解し合えるため対人関係のトラブルが少ない

『オープンマインド』な人は、他者の考え方を受け入れることができるばかりではなく、自分の考えも開示することに抵抗がありません。
ですからお互いにお互いのことを正しく理解し合えることで、良い人間関係を構築することが可能となります。

3信頼関係の構築

『オープンマインド』な人は人との信頼関係を築くことができ、周りの人に好かれる存在となります。
自分の気持ちを素直に表現し、相手の言葉を素直に受け止めることができるため、周囲は安心して話ができる存在として『オープンマインド』な人を信頼することができます。
自分を良く見せようと飾ることもないため、相手が不快な思いをすることもなく、信頼関係が構築できるのです。

こうしたことは交友関係や恋愛、家族間の関係性などの人間関係にも活かされますし、仕事をする上でも良い結果が期待できます。

オープンマインドになる方法

では、いま現在『オープンマインド』じゃない人が『オープンマインド』になるにはどうしたらいいのでしょうか。

1オープンマインドな人を真似てみる

“学ぶは真似る”と言いますが、まず手っ取り早い方法は『オープンマインド』な人をよく観察して真似ることです。
その人の他者との接し方、話し方、言葉の表現、自分のことをどんな風に表現するのかなどをよく見ていると、『オープンマインド』な人がどんな思考を持ってどんな風に人を受け入れているのかが分かって来るでしょう。
それは決して性格を真似るということではなく、考え方や人との接し方をノウハウとして真似るということです。

2先入観や偏見を持たない

『オープンマインド』な人になるためには、他者への先入観や偏見を持たないことが重要です。
見かけでの判断や職業などの属性で偏見を持ってしまうことは、相手を正しく理解することの妨げとなりますし、相手によって対応が変わってしまうこともあるでしょう。
また自分の心を開くことにも抵抗を感じることがあるでしょう。
他者に対してフラットな気持ちで接することは、相手の本当の姿を見ることに繋がります。

3沢山の人と接してみる

狭い世界でいつも決まった人たちと過ごす人は、どうしても同じような考え方の中で思考が凝り固まってしまいます。
その中で過ごすことは非常に心地よく、嫌な思いをすることも少ないでしょう。
しかしそこから一歩外に踏み出し、別のコミュニティーで様々な人と接することで『オープンマインド』な人になることに一歩近づくことができます。
慣れないうちは嫌な思いをすることもあるかもしれませんが、根気を持って様々な人と関わってみましょう。

4傷つくことを恐れない

人と関わると、傷つくことも傷つけてしまうことも必ずあります。
それは人と人が接することで起こるものですので、避けようがありません。
ですから、傷つくことや傷つけてしまうことに過敏にならないことです。
十人十色の考え方があり、違う意見があるのは当然なことなのです。

5自分の意見を言う

『オープンマインド』な人は、誰に対しても自分の意見をハッキリと伝えることができます。
それは素直に自分の考えを相手に伝えるということで、決して相手を傷つけたり不快になるような意見を言葉にするものではありません。
『オープンマインド』な人は、他者を誹謗中傷したり否定する非生産的なことは好みません。

オープンマインドになれない原因

上記で『オープンマインドになる方法』をご紹介しましたが、「目指しているけどなかなかなれない」という方もいるのではないでしょうか。
『オープンマインド』になれないのには原因があります。

1いい人だと思われたい

他者にどう思われているのか?それを気にするのは日本人特有のものかもしれませんね。
その気持ちが特に強い人は、誰にでも良く思われたいという思いがあるため、真っ直ぐに人と接することができなくなってしまいます。
自分の心を開くことなく、少しでも良く思われるための言動に終始してしまうでしょう。

2他者に否定されたくない

もちろん他者に否定されることは誰でも嫌でしょう。
しかし否定されることに過敏に反応し、否定されることを恐れるあまり心を閉ざしてしまう人がいます。
そういう方は『オープンマインド』の反対で『クローズドマインド』の状態だと言えるでしょう。
まずは『クローズドマインド』の状態を抜け出すことから始めてみましょう。

3傷つきたくない

人は誰でも傷つくことを好みませんし、傷つくことは怖いことだと捉えます。
心の傷は簡単には癒されませんし、傷つくことで心を閉ざしてしまう人もいるでしょう。
そして傷つくことを恐れて自分の本音を言わなくなったり、意見がぶつかることを恐れて相手の気持ちを優先したり、反対されないように相手の出方を見るなどしてしまいます。
相手がどう思うかは、想像通りになるとは限りません。
実際にやってみないと分からないことですし、受け入れられても反対されても、お互いを知るキッカケとなるのです。
意見がぶつかることは、決して悪いことではないということです。

4過去のトラウマ

幼い頃に親や周りの人に強く否定された経験は、その人の心の傷となって潜在意識に残っています。
そのようなトラウマがある人は、『オープンマインド』になることが難しいと言われています。
トラウマを克服することは簡単なことではありませんが、きちんと自分の意見を聞いてくれる安心・信頼できる存在を見つけることがそのキッカケとなるかもしれません。

5人見知り

人間関係を構築することに、人見知りな性格の人は非常に苦労も多いでしょう。
初対面でコミュニケーションを取ることが難しいため、積極的に相手のことを知ることも、自分を開示することもできないしょう。
無理をすると負担になりますので、徐々に時間をかけて人との関わりを持つようにすると良いでしょう。

いろいろな考え方・否定されることは悪いことばかりじゃない!

人にはそれぞれの意見や考え方があります。
例えば、大福をみんなで食べると、「美味しい~」と言う人もいれば、「甘すぎる」と言う人もいるでしょうし、「柔らか~い」と言う人もいれば、「柔らかすぎる」と言う人もいるでしょう。
それが普通です。
すべてにおいて同じ意見でピッタリ一致することなど、まず有り得ないと言っても良いでしょう。
ですから、自分と違う意見が出ることを恐れてはいけませんし、違う意見を否定する必要もありません。
むしろ違う意見を面白がる心の余裕を持つと、人と関わることをもっと楽しむことができるでしょう。

そして、同様に自分の意見を否定されることを恐れる必要はありません。
否定されることは、少なくとも気持ちの良いことではありませんし、場合によっては傷つくこともあるでしょう。
しかしそういう意見もあると知ることは、また一つ意見を聞く機会になったということでもあります。
否定されるということを、一つのコミュニケーションであると捉えることもできますね。

千里眼

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