アンダードッグ効果とバンドワゴン効果の意味は?マーケティングや恋愛に使える心理学!

アンダードッグ効果の意味

『アンダードッグ効果』は、日本語で『負け犬効果』と訳されます。
『アンダードッグ効果』は誰でも経験がある心理効果で、不利・不遇な状況にある人を応援したり支援したくなるという心理効果です。
例えば、体格差のある2人が腕相撲で勝負をする場合、絶対的に不利に見える体格の小さい方の人を応援したくなることが『アンダードッグ効果』です。
日本人には特に多く、同情的な関心を寄せて応援をする傾向があるようです。
また、小学校や中学校の運動会で、100m走で途中で転んでしまった子を応援する人は多いでしょう。
さらに選挙などでは、明らかに劣勢の候補者が必死になって訴えかける姿に感動し、同情票を集めることがありますね。
これらは典型的な『アンダードッグ効果』です。
勝ち負けが絡む場面で、不利な状況や不遇な立場にある人を応援支援したくなる心理効果が『アンダードッグ効果』なのです。

バンドワゴン効果とは?

では『バンドワゴン効果』とはどんな心理効果でしょうか。
『バンドワゴン効果』は『アンダードッグ効果』の逆の意味の心理効果で、ある選択肢の支持者が多ければ多いほどその選択が正しいと思い込む心理現象のことです。
選挙やマーケティングなどで使われることもありますが、まったく意図しないところで起こる可能性もある現象です。

『バンドワゴン効果』は群衆心理における同調現象の1つで、“バンドワゴン”とはパレードの先頭の方を走る楽隊車のことです。
日本語では“勝ち馬に乗る”という意味があり、経済学や社会学や政治学などの分野で使われる言葉です。

例えば、SNSがこれほど多くの方に利用されているのは、一種の『バンドワゴン効果』と言えるのではないでしょうか。
多くの人が支持していることから「自分もやってみよう」と社会の風潮に乗るように始めた方は少なくないでしょう。
また、人気の高いアーティストが支持をしたことにより、youtubeで再生回数が増え、非常に話題となって社会現象となった“ピコ太郎”なども『バンドワゴン効果』と言えますね。
SNS絡みでもう一つ例を挙げると、一人が「●●の××がめちゃめちゃいい!」とつぶやくことで多くの人がその商品を買い求め、売り切れになるほどの売れ行きだと知られるほどに買い求める人が殺到するのも同様の現象ですね。

ほかにも流行りのファッションや髪形、食べ物、観光名所など、メディアが取り上げることで『バンドワゴン効果』は一層強くなります。
また選挙においても、自分が支持していた候補者が当選の見込みがないとなると、当選しそうな候補者に乗り換えるのもこの効果です。

『アンダードッグ効果』と『バンドワゴン効果』はまったく真逆の心理効果だということです。

行動心理学:アンダードッグ効果とバンドワゴン効果

『アンダードッグ効果』も『バンドワゴン効果』も、いずれも行動心理をマーケティングするときの基本的な部分となり、選挙やサービス、恋愛などにも当てはまる行動心理学です。
『アンダードッグ効果』は日本語で“負け犬効果”と言われ、『バンドワゴン効果』は“人生の勝者”と言われています。
まったく真逆であることが分かりますね。
この2つは総称して『アナウンスメント効果』と言われており、行動心理学を表すマーケティング用語としても使われています。

ビジネスに活用するアンダードッグ効果

『アンダードッグ効果』はビジネスにも活用することが可能です。
例えば、自社商品を売りたい場合、どうしても「売りたい!」という気持ちが強く出てしまうため、商品の良いところばかりをアピールしたくなるでしょう。
「できれば弱点や欠点は気付かれないうちに買ってほしい・・」
「欠点を知られたら買ってもらえないかもしれない・・」
そう思うのは自然な心理でしょう。
しかし『アンダードッグ効果』を活用して、敢えて良いところだけでなく弱点や欠点も見てもらい、伝えるのです。
そうすることによって、信頼度が増し、アピールしていることに信憑性が増すのです。
何でもかんでも「これはいい!」「素晴らしい!」だけでは売れなかったものでも、弱点や欠点を伝えることで売り上げを伸ばすケースは少なくありません。

恋愛に活用するアンダードッグ効果

『アンダードッグ効果』は恋愛にも活用することが可能です。
例えば、女性の場合。
意中の人と2人きりになれたときに悩みや辛いことを打ち明けたり、或いは「私、男運がないんですよね。変な男にばっかり引っ掛かっちゃって。もう男性恐怖症ですよ」などと自虐的に言うなど、「この子を幸せにしてあげたい」「守ってあげたい」と相手の人に思わせることができれば『アンダードッグ効果』は成功です。
男性の場合は、「最近忙しかったけど、一緒にいるとホッとするよ」などと差し障りがない程度に心の中の弱い部分を見せることで、女性の母性本能をくすぐることがあるでしょう。
ただし、いずれの場合もやり方を間違えるとドン引きされてしまいますし、人によっては「自立していない人なんだね」と思われることもあるかもしれません。

『アンダードッグ効果』をビジネスや恋愛、人間関係などに活用する場合は、相手がいるということを忘れず、一人で暴走しないように気を付けなければいけません。

千里眼

おすすめの記事