自己憐憫の意味と克服方法が→これ!

自己憐憫の読み方と意味

自己憐憫という言葉を聞いたことはありませんか?
『自己憐憫』とは「じこれんびん」と読み、読んで字の如く、自分を憐れんでかわいそうだと思っている人の感情を指します。
自分に関して悲観的に捉える傾向にあり、「どうして自分ばっかり・・・」「自分はなんてかわいそうな人間なんだろう」「自分ほど不幸な人間はいない」などの思考が根深く存在しています。
些細な出来事も悲観的に捉えてしまうため日常的にいつも感情が不安定で、非常に敏感にネガティブな要因を見つけ出すため、周りからは被害妄想が強い人だと思われることも多いでしょう。
そうした感情の背景には、他人に対して『認めてほしい』『分かってほしい』『許してほしい』という強い気持ちがあり、自分がかわいそうな人間だということを分かってもらい、優しくしてほしいと望んでいます。
過剰に自分をかわいそうだと思っているため、様々なことに対して被害者のような気持ちになりやすく、身近な人のことも信用できなくなってしまいます。

自己憐憫の特徴

自己憐憫に陥っている人の大きな特徴として、『常にアテンションが自分に向いている』という心理があります。
常に「どうして自分ばっかり・・」「自分はなんてかわいそうな人間なんだろう」などの感情を抱いている自己憐憫に陥っている人は、出来事や物事に関わる際に自分にばかり意識が向いていることが理由の一つとなっています。
そのため他人を信用することができず、人間不信に陥ることも多いでしょう。
親友やパートナーなどの長年一緒に過ごしてきた人や、親兄弟でさえも心から信用できないという人もいます。
些細なやり取りで傷つき、相手のことを『自分を傷つける人』として認識してしまうため、自己憐憫に陥っている人は「誰のことも信用でいない」というケースが多いようです。
周りが冗談だと分かるようなことでも自己憐憫に陥っている人は過剰に反応してしまったり、他人が親切でやってくれたことでも被害妄想で悪意として捉えてしまうこともあります。

自分を憐れむ自己憐憫の心理はナルシストに近い?

自分自身をかわいそうだと憐れむ自己憐憫に陥っている人は、自分の不幸には敏感に反応しますが、他人が傷つき不幸な状況にあることには気付くことができません。
「他人の不幸は自分の不幸に比べたら大したことがない」と思っており、「自分は特別不幸である」と思っています。
自分に対して「こんなに不幸な人間はいない」という思い込みを持っており、そういう意味では自分に対する『特別感』が強いのも大きな特徴です。
『自分は特別』という心理はナルシストに非常に近いものがあり、「自分は美しい」と思うか「自分は不幸だ」と思うか、感情の違いこそあれ、同様に陶酔している状態だと言えるでしょう。
自己憐憫に陥っている人は、その原因を他人や環境など自分以外のものにあると考えます。
「自分は悪くない」という感情から自己防衛のために自己憐憫に陥り、その状態に陶酔して過剰に自分が被害者であることを示そうとします。
つまり自己憐憫の根っこには被害妄想があり、被害妄想が自己憐憫を強くし、非常に悪循環な状況で自己憐憫と被害妄想を強くしていくのです。
ですから、自分が不幸であることは自分に責任がなく、自分の努力や行動で何とかする必要はないという考えを持つため、他人に同情を求めて助けてもらうことを望んでいるのです。

自己憐憫を克服する方法

ここまで読んでお気付きの方も多いのではないでしょうか。
自己憐憫に陥っている人は自分がこの世で一番不幸だと思いながら、その思考からの行動で周囲の人を傷付けることも多いのです。
つまり『自己憐憫』の状態にあることは、その人も周りの人も決して幸せにすることはないということです。
では自己憐憫に陥っている人は、その感情を克服することはできるのでしょうか。
もちろん可能です。

ここからは“自己憐憫を克服する方法”についてお話ししましょう。

まず第一に、大切なのは本人が自己憐憫な感情に陥っているということを自覚することです。
誰でも辛いことや悲しいことはありますし、傷付くこともあります。
しかしそのネガティブな感情に依存してはいけません。
自分が感傷的になっていることや辛くなっていることを客観的に観てみてください。
その感情から抜け出せないということはありません。
必ず抜け出して、明るく楽しい時間が巡ってきます。
ただし、無理に押し込めてはいけません。
ネガティブな感情を感じたら、その気持ちを肯定し、客観的に観ることで自己憐憫に陥っている自分を穏やかに受け止めてください。
それだけで徐々に自己憐憫に陥っている状態を和らげることができるでしょう。

そして、決して自分のことを「どうせ無理だ」「どうせ自分なんか」とネガティブに捉えないようにしましょう。
過去にあった辛い出来事やかわいそうな生い立ちなどがあると、自己憐憫に陥っている人はそのことを理由に『かわいそうな自分』がやめられなくなってしまいます。
そして『かわいそうな自分』でいるために、恵まれている自分を認められなくなってしまうのです。
『かわいそうな自分』でいるために、起こった出来事に敏感に反応して『やっぱり自分は不幸だ』と何度も何度も感じる、言わば確認作業のように繰り返しているとも言えますね。
しかし過去にあった辛い出来事や生い立ちなどは『現在の自分の価値とはまったく関係ない』と考えることができれば、『かわいそうな自分』という思い込みから解放されることができます。

「自分はかわいそうな人間ではない」「あのときは辛かったけど今は幸せだ」「人生にはいろいろなことがあって当然」という思考を持つことで、自己憐憫を克服することができるでしょう。

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